こんにちは。よもぎです。
私には、今年小学3年生になる息子がいます。
3兄弟の真ん中っ子で、お調子者でとっても元気なごくごく普通な男の子。
そんな息子が、7月に入ってから突然学校に行けなくなりました。
毎日毎日、「気持ち悪い」「頭がいたい」と訴える子どもにどう向き合ったらいいのか
眠れない日々が続き、たくさん悩みました。
しかし、夏休み明けからスムーズに学校に行けるようになったのです!
今回は、そんな息子が学校へ行けなくなった当時の様子。
そして、少しずつ良い方向に向かっていくために実践したことを綴りたいと思います。
❶ はじまりは突然やってきた
不登校のきっかけって、なんなんだろう。
きっと、本人にも親にも分からないことが多いと思います。
小さいことの積み重ねや、気づかないうちにストレスを抱えていたり防ぎようの無いものなのかもしれません。
・実は少しずつ感じていた息子の変化
息子は、武道系の習い事をしています。
不登校が始まる1週間前から、習い事に行く前や行った後に「頭がいたい」
と訴えるようになりました。
この時、休ませてあげてれば・・・と今でも思うのですが、私は無理やり連れて行きました。
練習が厳しくなったから、甘えてるんだろうと思っていたのです。
しかし、その日は車から降りることができませんでした。(不登校になる3日前)
泣く息子と、泣く姿にイライラする私を見かねて先生が車まできてくれました。
何度か説得しましたが、やっぱり降りることができず先生から
『今日は、ここまで来ただけでよしとしましょう。稽古もきつくなってきたから疲れが出てるのかもしれないですね。学校に行けなくなっても困るから、今回は無理しないで帰って大丈夫です』
と仰ってくれました。
この時なんとなく、「学校に行けなくなったら困るから」という言葉がすごく引っかかったのを覚えています。
・ついにやってきたはじまりの日
翌週の月曜日の朝。
ママ頭が痛い。学校お休みしたい。
こう言われたら、絶対にお休みさせようと決めていました。
でも、いざその状況になると
ここで行かなかったら、明日も行けないかもしれない
ずっと不登校になってしまうかもしれない
と、不安になってしまい
「熱もないし、しばらくしたら治るかもしれないよ。
昨日も元気に遊んでたし、大丈夫だよ。行こう!」と送り出しました。
息子は、下を向いたまま涙をこらえ登校班が待つ場所へ向かいました。
送り出したものの、すごく心配で学校の校庭を覗くと(家から校庭が見えます)
下を向きながら、大きな荷物を抱え辛そうに歩く息子の姿がありました。
あまりに辛そうで、会社に向かう車の中でもその姿が頭から離れませんでした。
そして、この日を境に毎朝「気持ち悪い」と言って学校を休むようになりました。
❷ 不登校中の息子の様子
次の日から、息子は決まって登校班がくるギリギリの時間に「気持ち悪い」と言い
学校を休むようになりました。
私もこの時から、この子は「不登校」なんだと腹をくくって付き合うことにしました。
きっと、息子も突然の状況に困っているはず。
私が、一番の味方で理解者でいなければ・・・この子は心のよりどころがなくなってしまう・・・
そんな気持ちもありつつも、モヤモヤが消えませんでした。
学校が休みとなると、徐々に元気になっていくんです。
そんなに元気だったら、学校行けるじゃん!!って、何度も言いそうになりました。
でも、必死に【この子は、心の風邪をひいてるんだ。風が治るまではしっかり見てあげないと】
と言い聞かせ耐えることにしました。
最初は学校が休みになりホッとした様子の息子も、10時半頃のなると「今頃、みんな休み時間かな。」なんて口にしていました。
本当は行きたいんだろうな・・・
❸ 学校復帰へ向けて実践したこと
・家族みんなで見守る
まずは、主人に事情を話し親としての対応のレベルを合わせることにしました。
なるべく、今は息子が安心して過ごせる環境にしよう。
多少のわがままも受け入れよう。
そして、学校の話は一切しないようにしよう。
その程度でしたが、主人のお母さんにも同じように対応してもらうように話をしました。
そして、娘(5年生)にもしっかり事実を話しました。
娘は素直に受け入れてくれ、学校に行けるように声をかけてみる!と言ってくれ
毎日「今日はさ、玄関まで行ってみよう!」「今日の給食、めちゃくちゃおいしいやつだよ!」
など、積極的に声をかけてくれました。(普段はめちゃくちゃケンカばかりなのに・・・)
家族としては、とにかくいつもの息子に戻ってほしい。
その一心で、なるべく家の中を明るく楽しく過ごせるように工夫しました。
・とにかく周りに話す・相談する
私は、とにかく周りに息子の現状を話すようにしました。
話すことで、息子の友達のお母さんが協力しくれたり、思いもしなかったアドバイスをいただけたり・・・
私自身がすごく救われました!
・「行こう」「行けそう?」は言わない
とにかく、まずは心身ともに休ませてあげることにしました。
正直、このまま行けなくなったらどうしようと不安になりましたが、息子も学校へ行けないことの罪悪感や不安と戦っているはずなので、息子が好きなように過ごさせました。
でも、体は元気だから学校へ行かないってなるとだんだん調子にのってくるんです。
それで何度も「だったら学校へ行きなさいー!!」って言いそうになりましたが、ぐっと堪えました。
ほんと、これが一番辛かったです。笑
・息子の好きな話をたくさん聞く
休み中は、たくさん息子の話を聞くように心がけました。
あまり自分の気持ちや、学校であったことを話すタイプでは無いので、本人が好きなゲームの話や、アニメの話をこちらから持ちかけて会話を増やすようにしました。
しばらくすると、息子からたくさん話してくれるようになり、そして今までしなかった学校の話も口にするようになりました。
そのうち、「ママ、明日は学校に行くよ」と言うように!
実際は行けませんでしたが、そういう風に心が動いていっただけでも、すごく嬉しかったです。
3兄弟の真ん中っこ。
今まで、あまりゆっくり話を聞いてあげられてなかったな・・・
・友達との関係を切らさない
学校に行けなくなった後も、なるべく友達と遊ぶようにして関係を切らさないようにしました。
友達との関係も切れてしまったら、余計に学校に行きにくくなると思ったからです。
行けなくなって1週間が経った頃、友達数人が突然遊びにきてくれました。
最初本人は、「学校行ってないから遊びたくない」と言っていましたが、友達の顔を見たら安心したようで何事もなかったかのように、いつも通り遊んでいました
その次の日、2校時の終わりからですが1日だけ学校へ行くことができました。
先生も朝の会で、
「今日は、〇〇さんが久しぶりに来るけど、みんなもたくさん休んだ次の日に学校って行きにくいよね。だから、なんで休んでたのー?とか聞かず、いつも通りに迎えてあげてね」
と話をしてくれていました。
とてもありがたかったです。
・仕事は思い切って休む
息子が学校へ行けなくなり、主人の実家へお願いすることもありましたが出来る限り仕事を休むようにしました。
息子のためもありますが、情けないことに私の精神状態が不安定すぎて仕事にならなかったからです。
ほとんど眠れない日が続いたので、職場についても涙が出てくるわ、目眩がするわで仕事にならず・・・
このままでは、息子どころか私も病んでしまう。
良い方向に向かうどころか、共倒れしてしまう。
と思い、思い切って仕事は休みとことん息子に付き合うことにしました。
みんなは勉強や仕事をしているのになぁ〜と、私が罪悪感を抱きながらものんびり過ごしました。
結果、少しずつ息子も心が満たされてきたのか笑顔が増えるようになりました。
❹ まとめ
息子の場合、不登校という期間が1週間少しと短い間でした。
というのも、夏休みを目前とした7月だったからです。
私の中では、あと少し頑張れば夏休みなんだから!!という気持ちでいっぱいでしたが、
焦って無理に行かせなくてよかったと思います。
私自身、息子の登校しぶりが始まった頃藁にもすがる気持ちで色々な人に相談し、
ネットでも検索しまくりました。
きっと、同じ思いで解決策を探している方も多いのではないでしょうか。
この記事はあくまでも我が家の場合ですが、少しでも悩んでいる方の解決策の1つになったら幸いです。
長くなるので、回復期〜学校へ行けるまでは次のページで綴りたいと思います。
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追記:2学期が始まって1週間が経った頃、今度は体調不良ではなくダイレクトに「学校休む。だるい」
と言ってきました!!
これについても、また追記で書いていきたいと思います。
我が家も、まだまだ不安定な学校生活が続いています。
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