不登校のまま夏休みへ突入
さて、前回の記事の続きです。
結局、息子は1日だけ学校に行けましたが終業式に出ることもなく夏休みに入りました。
夏休みをどう過ごすか
これで、2学期のスタートが変わりそうだなと思い夏休み中の過ごし方の計画を立てることに。
夏休み中の過ごし方
❶ 規則正しい生活を送る
・毎日、ラジオ体操に行く・・・学校の校庭で開催されているラジオ体操。
学校を身近に感じてもらうために、毎日ラジオ体操に通うことにしました。早起き頑張った!
・午前中は学習の時間にする・・・夏休み後半で、宿題に追われて 学校が嫌にならないためにも、学習は毎日こつこつ進めることのしました。
・夜は9時半までに寝る・・・夏休み明けの初日は、きっと体が休みモードになっているはず。
お休みの日も、学校に行っている時と同じ過ごし方をするようにしました。
❷ 夏休みの予定表を一緒につくる
夏休みが始まる前に、自作のカレンダーを作り2人で予定を記入しました。
子どもって、あまり曜日感覚がないと思うんです。
「えー!!もう明日始業式??心の準備ができていないよー」とならないためにも
毎日予定を確認しながら「もうすぐ始業式」ということをさり気なく感じてもらうことにしました。
![よもぎ](https://kurashi-katachi.com/wp-content/uploads/2022/02/2662027.png)
家に留守番の日、おばあちゃんの家の日、というように自分たちで予定を見ながら
翌日の準備をするようにもなりました。
❸ 友達とたくさん遊ぶ
友達に会わないまま夏休みを迎えてしまったので、定期的に友達と会うようににしました。
だいたい同じメンバーですが、ゲームをしたり、プールをしたり。
息子自身、友達に対して学校へ行けてないことの後ろめたさというのはあまり感じていないのか・・・
特に、気まずい様子もなく喜んで遊びに出かけていたと思います。
あとは、家族でもお出かけしたり、とにかくリフレッシュして心と体を休めるようにしました。
始業式の日
そして、ついに迎えた始業式。
朝からそわそわ、ドキドキの母。
本人はというと、いたって冷静で「おっ!これは普通に行けるかかも!」という感じでした。
不登校の時も、学校に行く直前まではこんな感じなんですけどね。
さて、いよいよ出発となると
「あーだりー学校めんどくせー行きたくねー」
と笑いながらぼやく息子。
きっと、本心なんでしょう。
それでも、なんとか自分を奮い立たせ学校へ行こう行こうという気持ちが伝わってきました。
私も明るく「今日は午前中だけだよ!行ったらすぐ下校だよ〜」と送り出しました。
長女も必死に
![](https://kurashi-katachi.com/wp-content/uploads/2022/09/姉.png)
私も行きたくないよ〜!校長先生の話し長いんだもーん・・笑
でもお昼は、ばぁばがお寿司に連れてってくれるって言ってたし!
がんばろう!
と励ましてくれました。
登校班を待つ2人を、二階のベランダからこっそり隠し撮りして主人へLINE。
久しぶりのランドセル姿の息子と、外でも明るく励ます長女の姿に涙が出てきました。
始業式から1週間「学校に行きたくない」
涙の始業式からちょうど1週間。
順調な日はそう長くは続かないものですね。
ダイレクトに「ママ、学校行きたくない」と言ってきました。
おっと、困った。初めてのパターン。
理由を聞くと
![](https://kurashi-katachi.com/wp-content/uploads/2022/09/泣く息子.png)
だって1校時から算数なんだもん。お願い休みたい!
ダメなら、長休みから行く!
というよく分からない理由でした。
算数がイヤなんて初めて聞いたし、どちらかというと得意で好きな方だったはず。
だけど、今の状況で無理やり行かせるのはどうなんだろう?
その日、私は東京へ出張のためどうしても仕事が休めず、
仕方なく留守番という形でお休みさせることにしました。
そして、先生にお休みの連絡を入れました。
・先生の意外な対応
先生へ、「今日は、お休みしたいと言っています。1校時の算数がイヤとか言ってるんですが・・・」
と正直に伝えました。
きっと、先生も夏休み前の状況も分かってるし了承してくれるよね。
と思っていたのですが、
![](https://kurashi-katachi.com/wp-content/uploads/2022/09/先生.png)
そうですか、わかりました。
私、今から迎えに行きます!
という返事でした。
えっ・・・と戸惑いながらも話を聞くと
![](https://kurashi-katachi.com/wp-content/uploads/2022/09/先生.png)
カウンセラーの先生ともお話をした結果、〇〇さんは多少強引に連れてきても問題ない子と判断しました。もし、迎えに行って出てこないようでしたら私も引き返すようにします。
とのことでした。
私の中では、不登校の子を無理やり連れて行くのは絶対NGだと思っていたので少しビックリしましたが
ここは、先生にお任せしようと思い了承しました。
そして、30分ほど経った頃先生から電話があり
![](https://kurashi-katachi.com/wp-content/uploads/2022/09/先生.png)
〇〇さん、インターホン鳴らしたらもう学校に行くスタイルで自分から出てきてくれました。
歩きながら話を聞いたら、1校時の算数がイヤというのは口実だったみたいです。そのほかにも色々話てくれました。またお伝えするので、安心してお仕事に行ってきてくださいね。
とのことでした。
無理やり連れて行かれて、どんな気持ちだったんだろう・・・と心配でしたが、元気に下校してきたので
ひとまず安心しました。
が、これが吉と出るか凶と出るかはこれからかな。
2週間が経ってみて
結局、あの日からは毎日登校しています。
が、やっぱり毎朝不調は訴えます。
不調は訴えるけど、明らかに前と違うのはぐったりしていないこと。
夏休み前は、ソファーに寝転んだまま起き上がることもしませんでした。
今は、ランドセルを背負った状態での訴えなのであと一歩の一押しを私がしている状態です。
この対応が正しいのかどうか、分かりません。
だけど、なんとなく先生が息子を少し強引に連れてきても大丈夫と言った意味が分かった気がします。
学校や、習い事に行った後の息子はなんだか清々しい。
見守ることも大切だけど、親として時には背中を押してあげることも大切なのかな。
不安定な時期に、この駆け引きはすごく難しいんですけどね。
また定期的に、今後の息子の様子もアップしていきたいと思います。
3ヶ月経過の今
もう、朝不調を訴えることは無くなりました。
ただ、1度だけ「今日は気持ちが悪い。頭が痛い」と訴えてきたことがありました。
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またこのまま、あの状況になったらどうしよう
という不安がよぎりましたが、思い切って休ませることに。
「ゲームもできないし寝て休むんだよ」という条件です。
結局1日ゆっくり休み、(きっとたいくつだった)次の日から何事もなかったように学校へ向かいました。
息子の休息は、明日への活力!
と言い聞かせながら、今後も見守っていきたいと思います。
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